取組の紹介
■浚渫土砂処分場の確保
名古屋港は、庄内川から年間30万㎥の土砂が流入しており、埋没しやすい特徴があります。また、コンテナ船や自動車運搬船の大型化が進んでおり、船の通り道、停泊施設においてさらなる水深の確保が必要とされています。
こういった事情から、名古屋港では浚渫(しゅんせつ)工事を進めており、浚渫により発生した土砂は、ポートアイランドに処分・仮置しています。
ポートアイランドでは1975年から約40年間で約5,000万㎥の浚渫土砂を受け入れていますが、土砂受入の残余容量が少なくなっていることから、「中部国際空港沖公有水面埋立事業」として、新たな土砂処分場の整備を進めています。
■災害対応力の強化
日本は、大雨、台風、地震、津波など、自然災害が多発する災害大国です。 それら災害から人々の暮らしと経済を守るため、名古屋港湾事務所では高潮防波堤や耐震強化岸壁、GPS波浪計などの港湾施設の整備を進めています。
また、平成27年6月には、災害発生時における港湾機能の早期回復の実現を図るため、関係者と共同して名古屋港港湾機能継続計画(名古屋港BCP)を策定するなど、ハード対策だけでなくソフト対策にも力を入れています。
名古屋港の防災に関する計画はこちらから(名古屋港管理組合HP)
■クルーズ振興
近年、世界的に普及し、日本への寄港も増加している現代クルーズ。
名古屋港でも、さらなる寄港増加に向けて、名古屋港を中心とした地域の関係者が連携し、誘致活動や普及啓発活動を行っており、外航クルーズ船寄港時にはお出迎え・お見送りをはじめとするおもてなし活動を行っています。