事務所・船舶の紹介

名古屋港湾事務所は、港づくりを通じて、人々の暮らしと経済を支えています。


沿革


伊勢湾台風(昭和34年)により被害を受けた港湾施設の復旧のため、昭和35年に名古屋市港区築地町に「運輸省 第二港湾建設局 名古屋港工事事務所」が設置されたのが前身です。
その後、昭和39年に「運輸省 第五港湾建設局 名古屋港工事事務所」、平成11年に「運輸省 第五港湾建設局 名古屋港湾空港工事事務所」と名前を変え、平成13年の省庁再編に伴い、平成15年に「国土交通省 中部地方整備局 名古屋港湾・空港整備事務所」、そして平成17年に「国土交通省 中部地方整備局 名古屋港湾事務所」となり現在に至っています。
なお、昭和41年~平成25年には名古屋市空見町に金城分室が、昭和54年~平成10年には豊山町に空港分室が設置されていました。

令和3年10月には、新土砂処分場の事業推進に向けて、常滑市に「名古屋港湾事務所 常滑出張所」を開所しました。


■所属船舶


浚渫兼油回収船「清龍丸

普段は名古屋港内において航路の浚渫(しゅんせつ)※を行っていますが、油の流出事故があれば、現場に向かい油の回収を実施します。

※船舶が安全に航行できるように海底の土砂を掘り下げること。


全  長: 104m
総トン数: 4,792トン
最大速力: 13.5kt(25km/h)
作業速力:浚渫作業時3kt(約5.5km/h)
     油回収時1~3kt(約1.8~5.5km/h)

浚渫兼油回収船「清龍丸」詳細ページはこちら


海洋環境整備船「白龍」

普段は航行船舶の安全の確保及び海域環境の保全のため、伊勢湾・三河湾の担務海域において、清掃船として流木やゴミなどの漂流物の回収をしていますが、油の流出事故があれば、現場に向かい油の回収を実施します。
また、定期的に水質や底質調査なども実施し、海域環境の保全に努めています。


全  長: 33.5m
総トン数: 198トン
最大速力: 15.1kt(28km/h)

海洋環境整備船「白龍」詳細ページはこちら


港湾業務艇「翔龍」

通常時は港湾工事の監督や検査、測量・調査等に使用されますが、災害時には施設の緊急点検、緊急輸送活動の支援等の業務において活用されています。


全  長: 18.0m
総トン数: 19トン
最大速力: 27kt(50km/h)